中津尾 薬師堂 例祭法要のお礼と御報告
おはようございます。長谷寺住職 玄要です。
今回は「中津尾 薬師堂 例祭法要のお礼と御報告」です。
今回、前日に四国を横断した台風14号の影響で開催が危ぶまれましたが、朝早くに台風が通過し晴れ間も見える朝。
羽尾 長谷寺からは朝8時半に2台で出発、本来北へ県道51号を通り、中津尾に向かうのが順路なのですが
8月の長雨で途中、道路が崩落、復旧もまだということで、一旦、下に降りて安芸の畑山から登っていくルートを通りました。
途中、道路に水が出ていたところ、道が荒れていた所もありましたが、途中参拝に行かれる方とも合流し、約2時間で中津尾薬師堂に到着。早速法要準備を行いました。
今回は土曜日ということもあり、子供さんも多く来られていました。
11時から法要。コロナ禍ということもあり、自然の中ではありますが、各家ごとにシートを引き、密にならないようして参列頂いております。
お堂の中で清浄身真言、心経奉讃文、般若心経読経、薬師如来真言、療瘧病御咒、仏説秘密薬師経、七仏薬師如来経、弥陀如来真言 他安置されている仏様の御真言
その後、観音経、大悲円満無礙神呪、延命十句観音経を参拝者と共に読経中焼香 薬師如来回向の後
今回は8月25日に行われる予定で雨の為中止になった「堂平 観音堂例祭」の法要も、多くの参拝者が来られている今回の薬師堂で一緒にさせていただくこととなり
観音和讃の読経後、中津尾観音祈祷回向、最後に四弘誓願を読経して終了となりました。
法要後にみんなで写真。
その後、この下の川に設けられた施餓鬼棚にて読経後、お斉(おとき)となりました。
この中津尾で古くから人々の信仰を集めていた「お薬師さん」。今も「穴」に関する体の部分の悪い所(耳、目、鼻など)に御利益があるということで、山深い所にあるにもかかわらず、参拝される方が絶たない「中津尾のお薬師さん」。その証にたくさんの『穴』の開いた石が奉納されています。
この法要は、大切な仏様を、かつてこの地区に住まわれていた方々が協力し、守ってくださっていると毎回参加させていただく度に感じます。また登ったにある、かつて「まきでら長谷寺」が開山された「堂平の観音堂」をはじめ、今回の「中津尾の薬師堂」を守ってくださっている皆様またそのご先祖の皆様方に改めて感謝させていただきます。
今回も台風が通過した後にも関わらず、薬師堂の周辺の集落出身者の方々が多く参拝していただき、またそのお孫さんも参加していただき、本当にお疲れさまでした。
玄要合掌