当寺は眞牧山平等院長谷寺(ちょうこくじ)と称し、『まきでら』と古くから呼ばれ親しまれる臨済宗妙心寺派のお寺です。
歴史は高知県でも古く、往古槇ノ山(香美市物部町中津尾)に古刹があり、神亀四年(727年)、聖武天皇の勅願によって高僧行基が今の地へ大和長谷寺(はせでら)と同時に建立する。密教の聖地として中世の頃まで隆盛を極めた。大忍庄の衰退とともに疲弊するも江戸時代、土佐藩主・山内家の歴代藩主の御位牌香華所となる。
貞享二年(1685)如珊和尚が中興して、法燈を伝える。
明治四年(1871)廃仏毀釈により、一時廃寺となるが、明治十六年(1883)再興し、大正九年(1920)年泰道和尚が諸堂を大改修し、現在に至る。
御本尊は十一面観世音菩薩で、大和長谷観音と兄弟仏であると伝えられている。
(上空から 写真左上の本堂は木で隠れています。庫裡と自給庵)
(本堂です)