仁王像解体~吽形~
10月15日(木)に仁王像(吽形)の解体が行われました。
今回は前回『仁王像解体~阿形~』に引き続き、2体目となります。
前回同様に頭部が外され、胴体部分の中を確認しています。
慎重に解体してゆき
今回も前回同様、宝永4年(1707年)修復時の墨書がこちらにもありました。
300年前に書かれた物が、仁王像の胎内にきれいに残されていました。
今後、この仁王像を有識者の皆様をはじめ各方面の協力を仰ぎながら、調査、修復などを行ってゆく予定とのことです。詳細は随時お知らせいたします。
この女の子には、目の前にある仁王像の胎内は、どう映っているのでしょうか?
成長して、この写真を見せてあげることができればと思います。
檀家さん、子供達、そして私たち寺族等が仁王像解体という貴重な時間に立ち会うことができました。
吉田仏師をはじめ関係して頂いた皆様方にお礼を申し上げるとともに。
この『まきでら長谷寺仁王像修復プロジェクト』が完結する4年後(予定)までどうぞ
よろしくお願い申し上げます。
本日は吽形解体の様子でした。
今後、まきでら長谷寺仁王像及び仁王門修復途中経過などは、このページで随時お知らせ予定です。
また吉田仏師のホームページでも紹介して頂いています。こちらよりどうぞ。
玄要
九拝