仁王像解体~阿形~

いよいよ仁王像(阿形)の解体が始まりました。

 

10:00~作業開始

 上から吊り下げて台座より離しました。

 

 

 

 

  横に寝かせて

 

 頭部がまず離れました。

 中は空洞になっていました

 首から見える胸部には木札が打ち付けてあるのを確認

像内側にも直接墨書きがあるのを確認することができました。

横で見させて頂いていた私も、興奮で鳥肌が立ちました。

しかしまだ周りから解体しなければ、たどり着けません。

 1つ1つ丁寧な作業の下、解体されてゆきました。

13:30~昼の作業開始

いよいよ胎内木札の箇所です。

 

胎内にあったものは

 

 

 

 

宝永4年(1707年)の仁王像修復の墨書でした。

詳細がわかり次第、随時お知らせしたいと思います。

 

※宝永4年(1707年)頃、日本で起こっていたこと

1702年 赤穂浪士討ち入り

1703年 江戸開府100年

1704年 富士山大噴火(2020年現在、最も新しい噴火で、史上最大の噴火)

1709年 第5代将軍 徳川綱吉 死去  等々。

 

 

 

吉田仏師をはじめ、関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。

 

 

玄要拜

 

 

仁王像解体~阿形~” に対して1件のコメントがあります。

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